1年近く取得させて頂いた育児休業。終了のカウントダウンが始まっています。復帰まであと12日。
職場から長く離れると復帰するのがとても怖いです。
子どもとゆっくり過ごせる1日1日を大切に味わいたいと思います。
さて、今日は何を書こうかなと思い巡らしていましたが、育休中に私がしてきたことを後から見返せるように、転職について話しておこうかなと思います。

転職のきっかけ
転職のきっかけは、自分の職場で退職者が多すぎたことと報われない感を強く感じるようになったからですかね・・・。
自己紹介ブログで書いたように、私はエッセンシャルワーカーの社会福祉士として約7年間従事してきました。転職経験や副業経験がなく、1つの職場でながーくやってきました。高校卒業後(高校3年時は高校には行っていなくて、高卒認定をとりました)は、当時自分が社会福祉士に助けられたこともあって福祉業界に行こうと思い、社会福祉を学べる大学に進学しました。大学卒業後に社会福祉士資格を取り、社会福祉士として福祉現場で働いています。大学では資格取得しても現場では働かない選択をとる友人が多かったのですが、私の場合は最初から福祉業界で働きたいという意思があったので、自分の希望の分野に進んで資格を活かして働いています。働き始めてから色んな方に出会う中で、精神保健福祉と保育も知識として必要だと感じたので、精神保健福祉士と保育士の資格も働きながら取得しています。こんな感じで福祉の世界にどっぷりと浸かってきた7年間。対人業務がメインでかつ事務作業も膨大にある職場なので、ストレスフルだと思います。私が入職してからの7年間でほんと何人の方が退職して行ったんだろう・・・?はて・・・。入職して1年経たずに心を病んで休職や退職をされていく方を何人も見送ってきました。年間で職場の6割が退職した年もありました。もはや退職当たり前体操。
そんな中でも私が続けられたのは、尊敬する方が数名いたのと、何よりこの仕事に面白さを見出せていたからだと思います。色んな利用者の方々の人生の転機に関わる仕事で、心が動かされる瞬間を何度も体験させて頂き、自分は支援者ではありますが自分は利用者の方々(子どもから大人まで年齢関わらず)に育てて頂いたと心から思っています。
しかしそんな私でも転職を本気で考えた時期がありました。福祉業界ってやりがいは勿論感じて面白いんだけれど、金銭的身体的には日本においては明るい未来はなさそうだ・・・と。自分が福祉職の価値を分かっていれば良いではないかと自分に言い聞かせてはみたものの、国自体が福祉に大きく価値を置いていないのならば今後も給与とか全然上がっていかないんだろうなぁ、なんか報われない感が強い仕事で辛いなぁと考えるようになっていました。27歳だった自分は思い立ちました。別業界に行くならば年齢的に今挑戦せねばと思い、働きながらこっそり転職活動。別業界のIT企業への転職を目指していました。(コソコソコソコソw)「わたし、根性はあります!!!!!」という感じのひどい自己アピールを繰り返し、なんとか第一希望に内定を頂いたのですが、www 結局その時の福祉職での仕事を放棄出来ず、、、結局転職しない選択を取りました。また、福祉のことで大学院に通っていたのでその論文が書けなくなってしまう・・・ということからも断念。その後仕事を続ける中で転職時期逃したかなぁと正直何度も思いましたが、その時の仕事を放棄せずやり遂げたことで学んだことや院の論文も書けたので、今振り返ってその時の選択は正解にできたのかなと思います。
で、結局転職しなかったんかい??
もう転職せずにここでもっと社会福祉士を極めて頑張っていこうと思っていた頃に妊娠。主査でバリバリ頑張っていたんですが、ギリギリまで働いて、出産。その後育児休業を取りました。育児休業で時間が出来て、改めて色々自分の今後の仕事について考える中で、転職の思いが復活。
私は気づいたらアラサーでした。(体感25歳で止まっています。笑)
ここで転職に挑戦しなかったらいつやるの?
今でしょ!
はい。こんな流れでした。
転職活動参加への切符 = 簿記資格 !!!!
転職活動といってもアラサーで福祉職以外未経験、そして0歳児持ちの私を雇ってくれる所はあるのだろうか・・・否です。否!!!!私が経営者だったら絶対に取りたくない。笑
自分に箔を付けるためにはどうしたらいいのだろうか。
今までの職で培った対人支援の強みはあっても私って何もないじゃん・・・考えれば考えるほど自分への自信を失っていきました。意味もなく成功している他人と自分を比べて心がボロボロになりました。
そんな中でネット検索していると簿記2級をとりあえず持っていれば少し転職が有利になると書いてあるではありませんか。
「よーし。考えて落ち込んでいるばかりじゃなくとりあえずやってみるか。」
産後2ヶ月あたりから簿記の勉強を始めました。
簿記3級・2級は約7ヶ月の投資して取得!!!!
「Don’t think….Move!!!」って言葉?歌詞?あったっけ・・・、、
自分が今何故簿記を勉強しているのかとか深く問い出したら勉強できないタイプなので、とりあえず「そんなん取得してから考えろ、アホになれ、とりあえず走り出せ!」と自分に毎日暗示をかけて、育児と簿記の勉強という2本立てをガムシャラに行うことにしました。
転職ということは一旦頭から外して、ただただ勉強を楽しもうと。計画は立てて、とりあえず3級を2ヶ月で取得する計画でスタート。独学で始めたのですが、簿記の知識ゼロだったので、ゼーンゼン頭に入ってこない(笑)3級はやれば受かるみたいな記事を拝見したので、自分も大丈夫だと思っていたんですが、全然ダメでした。(笑)別記事でしっかり書きますが、3級は取得に3ヶ月かかってしまいました。途中でいいテキストとYouTubeの教材に出会って進んだので、勉強方法も悪かったのかもしれません。。。1度受験も落ちています、3級で挫折しかけていました。お恥ずかしい。(泣)
でも3級を取得して、しばらく勉強お休みした後に2級の勉強をスタートすると、基礎知識があるから理解が早い。2級は苦労しながらも4ヶ月で一発合格できました。テストに自分の得意な部分が出て、運よかったというのも大いにありますけどね。^^
「転職の為の」資格取得ということを忘れていたので、合格時は純粋にやったー!!受かったー!!という感じ。嬉しかったし、勉強って成果が出ると楽しいもんだなと感動しました。
でも家に帰って、「あれ?ここからが本番か。転職活動・・・。」
しばらく現実逃避してから、子の保活をして、やっとこさ転職活動に踏み出しました。
一児のアラサーママ、育児休業中に転職活動
結論からいうと、転職活動は会計事務所に対象を絞って5社応募。実際に面接にこぎつけたのは2社でそのうちの1社に合格という感じでした。
簿記の勉強もそうなのですが、初めての育児と両立して転職活動を行うことは結構大変だと感じました。自分の場合、旦那さんと共働きではあるものの、旦那さんは自分の仕事で精一杯で残業も多いです。育児休業中は家事育児ほとんど自分が担っていました。我が子の場合は夜も寝ないし、日中は眠い。。。でも旦那さんには余裕がないので頼れない・・・ここは私の頑張り時なんだよなと毎日自分に自分で喝を入れながら取り組みました。年齢も年齢。20代と30代って響きが違いますよね・・・(私は30代です)
未経験で簿記2級の転職で検索していくと、会計事務所の仕事が何個か出てきて、そこから会計事務所の仕事について調べてみるとなんだか楽しそう。今後当分は働かなければいけないのなら、せっかくだったら学んで成長していける伸びしろが大きい職種にしたいな〜長い目で見ると税の勉強はいいな〜って魅力を感じまして、応募してみることにしました。
まず履歴書を作成してみました。自分の子どもの保育園入園時期がまだ不確定であるという状況が特に会社にとっては採用したくない要素だなぁと感じました。でもこればっかりは私にもどうしようも出来ない。泣
入園見込みをどうやって記載するか・・・あんまり長ったらしく書いても突っ込まれそうだし、書かなくても後々問題になったら信用に関わるし・・・って感じで迷いまくりました。
完璧に納得いく出来ではなかったものの、なんとか履歴書完成!
まずは第一回戦。5社応募してみて、3社は履歴書の時点で落ちました。
でも2社1次面接に進めることに!!歓喜。
子どもがいると自分が1時間自由に動くことさえもこんなに難しいのかと。転職活動を通して実感。会社に合わせて即日程調整を組みたいのに、すぐレスポンス出来ない・・・。子どもの保育要員確保が絶対必要になる。私の地域のサービスは安く2歳以上だと預けれられるものがあるけど、0歳となると保育料が高額で調整も難しいことに今更気付きました。お母さん方って自由に動けないんだな・・・びっくり。
私は結局旦那さんの協力のおかげで面接調整がスムーズに出来、平日に動くことが出来ました。でも旦那さんに協力してもらった分を無駄に出来ない・・・落ちたらどうしよう・・・と本当にプレッシャーでした。数打って当てるっていうことは出来ない身になってしまった。笑
最初の1社目は落ちてしまいまして。。。2社目。もう第一回戦のあとがありません。
絶対受かるために1社目の落ちたであろう要因の振り返りと対策を行いました。私の場合は何故異業種転職なのかという所が上手く説明できなかったのと今後の育児と仕事の両立の計画を上手くプレゼンできなかったのが要因だと気づいて直しました。
2社目。第一次面接。・・・・通りました!!!!
そこから2次面接の対策。簿記知識とエクセルのテストがあって、私は1週間でYouTube先生にかじりついてエクセルの初級を習得しました(笑)いつもギリギリを生きている。
自分のことで精一杯だけど、でも何事も全部「子どもファースト」と自分に言い聞かせて、なんなら冷蔵庫に言葉を貼り付けて、子どもファーストで生活するようには心がけました。自分のことだけじゃなく気を配りながらやるって大変だと実感しつつ、同時に自分だけでない子どもや旦那さんの存在があるから頑張ろうと思える側面があるなとも実感できた期間でした。
二次面接。結果は・・・合格!
頑張ったなと達成感がありつつ、入社後も努力し続けることが必要な会社なので今後も頑張らないといけないと身の引き締まる思いでした。
結論・・・転職活動疲れた。
転職活動、疲れました。私のようなアラサー子持ちで未経験業種へ転職するには色々超えなければいけない壁がある。
子の保育問題(自分の自由に動ける時間を捻出するための預け先確保)や自分の箔付(資格取得など)は本当に大変だし、私は育児休業でそれに取り組めたけれど、働きながら転職するのであれば資格取得とかするなら1・2年をかけて長い目で取り組むのも一つになってくるのかなぁとも思えました。
転職して自分の生活がより良くなっていったらいいな。とりあえず、バアあーーーーーっと書きましたが、今後は少しずつ整理して書こうかなと思います。
私みたいなペーペーでも転職活動で一応結果は出せたので、動き出せば何らかの成果はついてくるのんじゃないかっていう希望が持てるんじゃないでしょうか。
転職踏み出している方が心折れずにがんばれますように、心から応援しています。

先日作ったショートケーキの残りを❤︎甘いものってサイコーの癒しですよね。
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