我が子がコロナでして…そして多分私も貰っているので(今日は午前中頭がぼーっとしていました…)仕事お休みしています。明日火曜日まではお休み要請が出てしまったから仕方ない。我が子は微熱で本調子ではなさそうなので可哀想ですが、私は現職の有休を消化させてもらって我が子が寝た時間だけは少し読書が出来てという感じで少しご褒美な1日でした🥰
私は森見登美彦さん作品が大好きなのですが、久しぶりに手に取りました。3月上旬で出たばかりの「竹取物語」。

もう本の表紙から可愛い💕
美女✖️阿呆な男たちっていう帯だけでファンからしたら歓喜なんです(登美彦さんファンはきっと共感してくれるはず。)
私日本人なのに竹取物語って実は全然内容覚えてなかったんです。お恥ずかしい。
多分一回もきちんとお話原作読んだことないんだと思います。竹を切ったら小さいお姫様のかぐや姫がいて、美しい為に沢山の方から求婚されるけれど、月の遣いがやってきて月に戻っていってしまう…っていうおおまかなストーリーしか覚えていませんでした。なので原作が頭にないわたしは新しく読む物語として読み進めました。
結果、原作を知らなくてもフツーに面白かった!(^^)
求婚を粘り強く続けた5人の男たちのキャラが一人一人立っていて、すごく愛らしい。比較的脇役の登場人物まで設定がこんなに細かくあるとは、竹取物語って作者の熱量が高い面白い話だったんだなって初めて知りました。訳した森見登美彦さんの言葉選びもやっぱり面白かった。
久々に前の作風とかも見返してみようかなって思いました。作品の中でも特に好きなのは「太陽の塔」「走れメロス」「熱帯」かなぁ。旦那さんに出会う前に初めて好きになった人が森見登美彦さん好きで、デートの度に本を貸してくれて心の底から面白いって思って毎週会う度に借りて感想会するのが楽しかったんだよなぁ。物語に出てくる神保町にある「ランチョン」とか実際に訪れたりして凄く楽しかった。わたしの初恋の思い出がギュギュギュっと詰まってるから作品を読むと今でもなんだか甘酸っぱい感じと苦しい感じが蘇る気がします。アラサーのママが初恋回想してキモくてすみません。でも本と共に蘇る感情も懐かしくって、最近忘れかけていた本で冒険するワクワク感を思い出す事ができたので嬉しいんです。今月あと1冊読みたいな❤︎
コメント